PUSH と PULLを意識しよう!
~自分視点とお客様視点~
2023.04.15
今回はPUSH と PULLという2つの言葉のイメージを用いて、仕事を円滑に進めるヒントをお伝えできたらと思います。
企画や新規事業の仕事のみならず、仕事全般や生活でも応用できる感覚です。
是非参考にしてみてください。
■ PUSHとPULL のイメージ
PUSH と PULL
私は企画関連の仕事の際、この2つをよくイメージしています。
人間ってどうしても自分中心になってしまいますよね。
私はこれを PUSH 的なイメージで捉えています。
それを少し相手の視点になって、PULL 的に考えてみると
よい結果が得られることがあります。
例えば、次のように使う言葉を変えてみるだけでも変わります。
販売する:PUSH的
買っていただく:PULL的
伝える: PUSH的
伝わる: PULL的
アイデアを考えるときも
・こういうものをつくりたい
・自社の強みは○○
・売り上げをあげたい
・シェアをあげたい
というようなPUSH的な考えになりがちです。
少しお客様の視点になってみて
・今何に困っているか
・どんなものがあるともっと便利になるか
・どうなるともっとうれしいか
と考えてみると、お客様視点でのヒントが生まれたりします。
私の中では、こういう発想を「pull 引っ張られる 」ようなイメージとして捉えています。
■ 自分視点の仕事の仕方になっていませんか?
かつて企画担当の若いころ、営業担当の先輩にこんなことを言われたことがあります。
「白神、お前の説明はいつも押してばかりなんだよ。たまには引いてみるのも大事だよ。」
「押してもダメなら引いてみな、って聞いたことあるだろう。」
私は、「説得しよう」、「分かってほしい」 とひたすら自分視点だったんですよね。
引くドアを押し続けているように見えたのかもしれません。
それからは、押したり、引いたり、
PUSHとPULLをよく意識するようになりました。
仕事ではないですが、PUSHとPULL にはこんなイメージもあります。
私は趣味でジャズのトロンボーンを吹いているのですが、
学生時代の師匠のスタジオミュージシャンの方に
こんなことを言われたことがあります。
「一所懸命に吹きすぎなんだよ。
息を入れようと思っても入っていかないでしょ。
向こうから引っ張られる、吸われるイメージで
吹いてみたら? 」
言われたイメージで吹いてみたら
それこそ目からウロコで、とても楽に吹けるようになりました。
自分自身が楽なイメージになったので、聴いている方も楽に聴けるんですよね。
■ 企画に活かせるPULLの感覚
この感覚は企画にも同じことが言えます。
作りたい
売りたい
というPUSH的な気持ちをいったん抑えて、
お客様の視点で
どうなったらもっと便利かな
どうなったらもっとよくなるかな
とPULL的に考えてみると
より理解していただける企画になっていきます。
押したり引いたり、
押してもダメなら引いてみな。
ぜひ、PUSHとPULL の両方の視点、
とくに PULL の視点を意識していろいろなことを
進めてみるとよいヒントが必ず生まれてきます。
企画でもPULL的な感覚が大切なんですね。
試してみてください。
是非、 ”PULL”ー 相手の視点ーを意識してみましょう。
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