迷った時は「いったん〇〇する!」のパワー!
ビジネスで迷ってしまい、立ち止まることはないでしょうか。
私も迷ったり進めないときによく使っているある言葉があります。
それは
「いったん!」
です。
今回は、私が実践している「いったん!」のパワーを見ていきましょう。
小さな事に見えるかもしれませんが、こういった切り替えが気持ちの整理につながり、ときにビジネスを進める上でのヒントになったりします。
① いったん、決める
② いったん、進める
③ いったん、止める
④ いったん、認める
では、1つずつ見ていきましょう。
■ ①いったん、決める
”決断できないとき”ってたくさんありますよね。
そんな時は、「いったん」決めてしまいます。
最終的に後で変わったとしても構わないので、直感で「いったん」決めてみてください。
そうすると気持ちもすっきりします。
もし、違っていたら違う方向に変更すればよいだけの話です。
違っているのが分かることも、いったん決めることの効果ですね。
経営者やマネージャーであればなおさら、決断できずにずるずる時間がかかるよりは、いったん決めて、違っていたら変更するという方が部下にとってもはるかによいはずです。
「いったん決めた」と周囲に伝えるのもいいかもしれません。
■ ②いったん、進める
同じように、なかなか進められないときは、いったん進めましょう。
”決める” のと同じですが、いったん進めてみて、上手くいかなければ、止めてもいいですし、方向を変えればいい話です。
悶々とするよりは、いったん決めて、進めてみましょう。
ビジネスにおいてスピード感はとても大切です。
■ ③いったん、やめる
プロジェクトを推進しているとうまく進まないこともたくさんあります。
そんな時は、いったん、止めてみるのも手です。
タスクに関わるメンバーの雰囲気が悪くなったり、うまく進まないときは、いったん止めてみて整理しなおしたり、気持ちを新たにしてみて再開してみるのもよいでしょう。
何か新しい打開策が見えてくることがよくあります。
■ ④いったん、認める
いったん、認めるーこれは、上記の3つとは少し毛色が違います。
ビジネスに限りませんが、話をしている”相手”に対して意識して行ってほしい「いったん!」をご紹介します。
コミュニケーションの手法であるコーチングでもすすめているアプローチです。
あなたの周りにこんな方はいませんか?
〇相手の話に対してまず否定から入る
「でもね!」「それは違うよ!」
これは論外ですね。
相手を最初から否定しては、信頼関係ができません。
〇相手の話を聞いてすぐ自分の話にもっていく
こちらもよくありますね。
「私も~」
俗に会話泥棒と言われます。
その他にも、相手の話を聞いて、
〇すぐ結論に持っていきたがる
〇やたらとアドバイスする
〇話をかぶせてくる
など、あるあるですよね。
実を言うと、残念ながら、私自身が完全にこのタイプでした。
相手を「否定だけはしない」ように気をつけていたくらいです。
ビジネスにおいて上に立つ人、例えば、経営者さんやプロジェクトリーダーは、社員やメンバーをやる気にさせて動いてもらう必要があります。
さらにたくさんの人を巻き込んでプロジェクトを推進していく必要があります。
この時に意識してほしいのが、この
「いったん、認める」
です。
専門的に言うと「承認」ですが、そんなふうに専門的に意識する必要はありません。
そして、コーチングのように、相手の話を聴き続ける必要もありません。
相手の話の後にすぐに自分の話や意見を言わずに、
一言、
「いいですね」
「なるほど、そうなんですね」
「たしかに、そうなりますよね」
「そう思っているんですね」
と、ひとまず、相手の話を認める言葉をかけてみてください。
そしてその後に「私の感じたことを伝えてもいいでしょうか」と自分の話や意見を言うようにするだけで、コミュニケーションが格段によくなります。
関係が必ずよくなるので一度試してみてください。
キャッチボールやテニスの心地よいラリーのイメージですね。
ボールをいったんしっかり受け止めるイメージです。
ポイントは、声に出して認めること。
いくら心の中で認めていても、相手が「認めてくれている」「伝わっている」と感じてくれなければ、よいコミュニケーションになりません。
会話して、相手が無言だと辛いですよね。
傾聴が苦手、できない、苦痛、という方もこの「いったん、認める」を意識するだけで、相手の話を楽に聴けるようになるので、ぜひ実践してみてください。
■ まとめ
「いったん○○する!」のパワー、いかがだったでしょうか?
① いったん、決める
② いったん、進める
③ いったん、止める
④ いったん、認める
悩んだときは、立ち止まってしまわずに、とにかくやってみることです。それが決める、進める、止める、いずれでも、とにかくやってみる。そうすればその後どうしたらよいか先が見えてくるでしょう。
また、ビジネスに限りませんが、コミュニケーションでは相手を「いったん、認める」ことが大切です。コミュニケーションが円滑になり、ビジネススキルとしても身につけると役立ちます。
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