コラム

即実践できる!企画アイデアの出し方、つくり方【後編】企画現場視点での「アイデア発想法」

2020.12.17

企画

即実践できる!企画アイデアの出し方、つくり方【後編】企画現場視点での「アイデア発想法」

新規事業開発や商品開発などの企画でのアイデアの出し方、つくり方のコツを現場視点からお伝えします。
【後編】では具体的な「アイデアの発想法」について、私が大手家電メーカーにおいてどのようにアイデア発想の作業をしていたかをお伝えします。

目次

企画アイデアの出し方、つくり方【前編】では、アイデアを出す7つのステップについてお伝えしました。

 ①テーマ、条件の確認
 ②調査、情報収集
 ③アイデアを洗い出す、絞り出す
 ④全く異なる場面でひらめく
 ⑤候補を絞り、粗い仮説をたてる
 ⑥調査、検証
 ⑦候補の決定


【前編】でも触れましたが、ここでは新規事業開発、新商品開発において ”企画として進めるに値するアイデアを見つける、つくる” ことをアイデア出しのゴールとしています。
【後編】では、企画現場視点での具体的なアイデアの発想法についてお伝えします。
具体的なアイデアの発想法を7つのステップの後にお伝えする理由は、全体の流れを把握したうえで、アイデア発想の作業を行った方が余計な時間をかけずに済むためです。

■アイデア出しの方法、発想法

①エクセルを使用してどんどん洗い出す(主に1人作業)
一人で簡単なアイデアを出すときによく使う手法です。
目標数を決めてどんどん洗い出します。

エクセルを使用すると大分類、中分類を整理しながらどんどん書いていけるので便利です。
全体を俯瞰して確認することもできます。

チームで行うブレインストーミングの事前洗出しを一人でやるときもよく使います。
そのままパソコンに保存しておけますし、チームに共有もできるので便利です。

②手書きでどんどん洗い出す(主に1人作業)
エクセルでの項目洗出しだけではイメージがわかないとき、ビジネスモデルのように図示化しながら考えたいときによくやる作業です。
A4用紙(時にはA3)でどんどん書きながら頭を整理していきます。
簡単でもよいので図を書きながらアイデアを出していくと頭が整理されていきます。

図だけでなく、ツリー図のようにアイデアの関連性を整理したいときもエクセルでなく手書きで行うことが多くあります。
スキャナや写メで保存しておくとよいでしょう。

③マインドマップ風に洗い出す(主に1人作業)
マインドマップには正確な書き方のルールがあります。
私も学習したいと思っていますが、現在は見よう見まねで書いています。

この方法はキーワードからいろいろ派生させたり、関連するものを結び付けたりできるので便利です。
後々資料にすることが予定されている場合は、手書きでまずざっと書き出し、それらをパワーポイントでプレゼン用に清書することもよくあります。

またマインドマップはカラーサインペンや色鉛筆など色を使って書くことが推奨されているようですが、私はの場合は0.7mm 2Bのシャーペンで書いたり消したりしながら進めることが多いです。

あまり使ったことはありませんが、マインドマップのアプリもたくさんあります。
手書き派でない方はぜひ使ってみてください。

④ブレインストーミング、KJ法(主にチーム作業)
チームでのアイデア出しの王道です。

ブレインストーミングはその名の通り ”ブレイン”-脳 を、 ”ストーミング”ー嵐 のようにかき回してアイデアをどんどん発想していく手法で、アレックス・F・オズボーンによって考案されました。
ブレストとも略されますね。

私もブレストはレベルの大小はありますがしょっちゅうやっています。
アイデア出しに行き詰ったりうまく進まないときには、プロジェクトメンバーに
「〇〇の課題でブレストさせて!」 とか
「〇〇に困っていてブレスト的にアイデア出してほしいんだけど、、。」 のように頼むことがあります。

小さいブレストでは、課題を説明した後メンバーにアイデアをどんどん出してもらい、ホワイトボードに書き出したり、直接パソコンでメモしたりします。
今回お伝えしているような比較的大きな企画のアイデア出しでは、ポストイットを用いた ”KJ法” を使います。

KJ法は日本の川喜田二郎氏が考案した手法で、アイデアをカードに書出し分類していく方法です。
ブレインストーミングの一種で、この方法を指してブレインストーミングと言う人も多いです。
私もKJ法とは言わず、この方法もブレストと言っています。

インターネットにもブレインストーミングやKJ法のやり方やルールはたくさん出ているのでぜひ参考にしてください。

ここでは重要な4つの基本ルールのみお伝えしておきます。
・判断しない、決定しない
   アイデアについて採用/不採用などの判断、決定をしない
・批評しない、批判しない
   良い悪いなどの批評、批判をしない。ぶっとんだアイデアこそ大歓迎で進める
・質より量 
 とにかく量を出すことにこだわる
・アイデアを掛け合わせる 
  出されたアイデアを掛け合わせて新しいアイデアにする

とは言え、特に決まりはありません。
まだやったことが無い方はぜひトライしてみてください。

やり方が分からない場合はお問合せいただだければサポートいたします。

⑤オズボーンのチェックリストを活用する
私はあまり使ったことがありませんが、眺めてみると結構ヒントがあります。
検索するとたくさん出てきますので参考にしてみてください。

コツとしてはアイデアを出すときにオズボーンのチェックリストくらい斬新にアイデアをたくさん出していくのがよいでしょう。

⑥気づいたらすぐにメモする、メールを入れる
前編でも触れましたが、ブレストをしたり、アイデアを絞り出した後数日はおそらく頭からそのことが離れず、歩いているとき、遊んでいるとき、お風呂に入っているとき、寝ているときなどにパッとよいアイデアが浮かぶことが本当によくあります。
後で思い出そうとしても思い出せないことがよくありますので、必ずメモをとるようにしてください。

私の場合は何か思いついたらその場ですぐにスマホから会社や自宅にメールするようにしています。
後でと思うと思い出せなくて公開することも多いので、極力すぐにメールしています。

画期的なアイデアは洗い出しをしているときよりも、このように別の時にひらめくことが多いように思います。
それくらい無意識の中でも考えているのですね。

あえてそのプロセスを入れるようにすることもあります。

■アイデアの洗い出しは質より量

どの方法にも共通で言えるのは、アイデアを洗い出すときは ”質より量” が重要だということです。

洗い出す数と時間を決めて一気に洗出すのがコツです。


最後はなかなかよいアイデアが出なくなり、それこそ絞り出す感覚になってきます。
全く採用されないと思われるアイデアでも構わないのでとにかく出してみてください。
そこから違うアイデアが派生したり、別の発想につながったりすることがよくあるためです。

日頃からアイデア出しや小さいことでもいろいろ工夫をすることで、アイデア発想のよい訓練となります。

チームでもブレストなどのアイデア発想を頻繁に行うとクリエイティブなチームになっていきます。

■まとめ

【前編】、【後編】にわたり、 ”アイデアの出し方、つくり方” について、現場の作業視点からお伝えしました。

アイデア発想が得意な人とそうでない人がいるとも聞きますが、ジェームス W. ヤング著『アイデアのつくり方』にもあるように、慣れてしまえば誰でもある程度はできるようになるはずです。

アイデアも十人十色であれば、アイデア出しの方法、進め方も十人十色です。
思考錯誤し、自分のやり方、進め方をぜひ創り出してください。

ご質問やご意見もお待ちしています。

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